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2019.04.27
Proulish®のキモチ
リボンを学び、リボンを習得し、リボンデザインを極める夢半ばであります。
法人にした責任もあるのでビジネスについても学び見分を広げています。
そう、責任。
少しヘビーな内容ですが宜しければお読み下さい。
無責任に「デザインを考えたのでライセンス料下さい」と言えません。このライセンス料やデザインの権利ってよくよくご理解されている方はどれだけいらっしゃるでしょう?
ライセンス料を支払い、受講したから「全て私のもの」ではありません。想像してみて下さい。例えば何も事情をご存知ではないアパレルの方がそのデザインを使いたいとあなた(A)に交渉した時、「全て私のライセンスだから、どうぞ!お使い下さい!」と契約書を交わし売買契約したその後、そのデザインが流行した時に考案者のデザイナーが「私のデザインを真似している」とアパレル側を訴えたとします。
アパレル側は「いやいや、私はあなたの存在など知りません。Aさんと契約したのです」となった場合どうしますか?「だって・・私のライセンスだったから私の自由でしょ」とはならないのです。法的にどうなっていくのか想像容易いことですがライセンスやデザインの権利について甘く考えていると大きな落とし穴に落ちてしまうのです。
Proulishのライセンス校へ、今年の7月から更新料(=年会費)として1,296円(税込)をご請求するシステムになります。
反発のお声も承知の上での決断です。リボン業界初ではないでしょうか?ライセンス校の更新料(年会費)制度・・。誰も余計な出費を歓迎しませんよね。
組織として健全な運営をするのであれば、活動をしている講師と廃業された方は区別して然るべきと思い決断しました。
ライセンス校をご自身の気持ちの中で「卒業」している方…きっといらっしゃるはずです。サロン経営に疲れて「もう1年以上作っていないかも・・」と言う方も。
ライセンス校は1デザインからProulishデザインを取得できるお手軽な制度でありますが、そこに「ライセンスの売買」を含む大きな契約でもあるのです。しかしながら「もうリボンはやめた」「お稽古サロンは廃業してパートにした」と言うライセンス校も多々あるにも関わらず直接申し出て下さる方は皆無です。
フェードアウトし、数年後に思い出したかのようにレッスンされても一体それが正しい作り方なのか責任を持っていけるのか、とても疑問です。気持ちが離れているデザインへの責任感、ありますか?
また、ライセンス放棄の申告の無い方々へも協会の連絡事項を永久にお伝えしていく義務は果たして協会にあるのでしょうか?秘密事項のバラまきでもあります。
通年Proulishのレッスンを行っている方と全くされていない方(作り方だけを知りたかった方)を平等に扱うことにとても違和感を感じます。
不要なダイレクトメールのように扱われることも本意ではありません。
であれば、一年に一度「意思確認」としてライセンス校一斉に毎年7月1日を更新日として更新料(年会費)をお納めいただく取り決めに至りました。更新されない場合は全ライセンスを放棄されたことになりますので7月1日以降のレッスン・オーダー等は禁止となります。ご注意下さい。
1デザインのライセンスでも、10デザインのライセンスをお持ちでも1,296円です。お一人様換算としています。(認定校は3,240円の年会費・更新月は個々に異なる)
デザインの正しい使用、ライセンスへの意識等を一年に一度ご自身で確認し更新して下さい。
無理に引き留めることは致しません。
ライセンス校は特に本部からの目が届きづらく悪く言えば「やりたい放題」できると解釈される方もいらっしゃる現実がとても悲しいのですが、それは社会人としてもルール違反であることを認識して下さい。
本部からの注意を受け入れず逆に誹謗中傷し身勝手な噂を広めている一部の方がいるのも承知です。ライセンス校4名、認定校1名をライセンス剥奪、永久追放処分としております。(ライセンス校には通達無しのまま処分)
責任を持つという事は「正しいルールに従って下さる方を守るため」でもあります。
Aさんのルールはダメだけど今回は特別ね!Bさんは集客できるからいいわ!Cさんの事嫌いだからあなたは処分するわ!・・ではだめなのです。
Proulishの質の低下を防ぐためにも心を鬼にして、私は改善して行きます。
リボン業界の地位向上を目指して参ります。
まだまだ道半ばですので改革に批判のお声もあるかと思いますが、それらは真摯に受け止めつつ、協会としてあるべき姿を真っすぐに示して行きたいと思っております。
ご理解して下さる方の為に、全力で頑張って参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社日本リボンデザイン協会
Proulish 原稀結里